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お問い合わせはこちらからもし突然誰かが倒れて反応がない場合、どのように対処すれば良いのでしょうか?
AED(自動体外式除細動器)は、命を救うための重要なツールです。
この記事では、「AEDの使い方」、「胸骨圧迫」、「心肺蘇生」について詳しく解説します。
一次救命の知識を持つことは、周囲の人々の命を守るために非常に重要です。
AEDは、心停止状態の人に電気ショックを与え、心臓の正常なリズムを取り戻すための医療機器です。
AEDが電気ショックを行うのは、心停止の中でも特定の不整脈(主に「心室細動」や「無脈性心室頻拍」)が原因で心停止が発生している場合です。
AEDは、心臓の状態を解析し、必要に応じて電気ショックを与えます。
つまり、AEDは電気ショックが不要と判断した場合には、ショックを行わない機能を備えています。
そのため、ためらうことなくAEDを使用することが重要です。たとえAEDの使用が必要なかったとしても、問題はありません。
また、未就学児や妊婦に使っても問題ありません。
未就学児には年齢に合わせて「未就学児用パッド」や「未就学児切替スイッチ」を使うことが基本ですが、判断に迷ったり、「未就学児用パッド」や「切替スイッチ」がない緊急時は「小学生~大人用」を使っても問題ありません。
使い方は、音声や光で操作手順を案内してくれるため、医療従事者でない一般の人や、初めての人でも使用することができます。
AEDの操作は簡単で、指示に従うだけで適切な処置が行えます。
突然の心停止に対してAEDが迅速に使われる機会を増やし、救命率を向上させるために、日本救急医療財団がAEDの設置情報を提供しています。
緑のバナーをクリックして、近くのAED設置場所を確認しておきましょう。
住宅でのシーンを想定した
胸骨圧迫の目的は、止まった心臓の代わりに脳や全身へ血液(酸素)を送ることです。これは心臓のポンプ機能を代行するものです。
脳へ血液が流れなくなると、時間の経過とともに脳が受けるダメージは深刻化します。
一般的に、心肺停止後3~5分程度で脳細胞にダメージが出始めると言われているため、一刻も早く胸骨圧迫を開始することが必要です。
つまり、①止まった心臓の機能を回復させるAEDと、②回復するまでその機能を代行する胸骨圧迫をセットで行うことがとても重要です。
日本では毎日約200人が心室細動(VF)という致死性の不整脈で突然命を落としています。
そのうち約7割が自宅で発生し、救急搬送されるまでに救命措置が間に合わない事例も多くあります(※総務省消防庁「令和5年版救急・救助の現況」より)。
近年、AEDは商業施設や公共施設などに設置は進んでいますが、住宅街などAEDの設置が行き届かない場所も多くあり、日本でのAEDの使用率が低い要因の一つになっています。
弊社はこの課題に対し、こうした場所にもAEDを普及させ、救える命を増やしたいと考えています。
その一環として、コンパクトで持ち運びしやすい家庭用AED「ハートスタートHS1 Home」を販売しています。
またAEDだけではなく、AEDと一緒に行う心肺蘇生に関する情報もわかりやすく提供し、皆様の救命知識の向上をサポートしていきたいと考えています。
家庭用AEDがなぜ必要なのかを解説した動画
オリジナルストーリーマンガ